公共の道路を占拠する看板や電柱、ガス管や下水道などについて、その申請を受付けたり確認を行ったりする業務で、国道交通省の正式名称は「道路許認可審査・適正化指導業務」です。

国道や県道・市道といった公共の道路には、路面はもちろん、上空や地下空間にさまざまな施設が占用（継続して道路の一部を使用すること）しています。路面では電柱や街路灯、上空では看板や電線、地下はガス管や下水道などが代表的なものです。

こういった施設について施設の所有者（管理者）は、道路の管理者である国・都道府県・市などに定期的に占用の申請をしなければなりませんが、その申請の内容を確認したり受付けたりするのが、この業務です。

道路許認可業務は、このほか道路境界の確認や、特殊車両と呼ばれる大型重量車両の通行許可申請の内容の確認や受付なども行います。

※民間店舗のひさしや看板が、道路の上空で境界（赤線）からはみ出しています。このはみ出した部分が道路占用となるので、定期的に役所に占用申請をしなければなりません。